山本冬彦コレクション展の展示風景
ブログにアップするのが、すっかり遅くなってしまいましたが、4月30日〜5月12日まで目黒のギャラリーやさしい予感で開催していた「山本冬彦コレクション展」の展示風景を載せていきます。
この展示は、カリスマコレクターでありアートソムリエの山本冬彦さんの若手作家のコレクション作品を中心に展示したものです。
私は、一昨年描いた作品を飾っていただきました。
この展示はキャプションは作家の名前のみ。作品の下にはプロフィールもタイトルも載せないという一風変わった展示方法でした。(プロフィールはファイルにまとめてありましたが)
というのも、観客がなんの先入観もなしに、コレクターの目で作品と向き合ってほしい、という山本さんの意向があったからです。
たしかに、どういった経歴の人が描いたのか、とか値段がいくらか、とか、自分の目で見ない人も多いのかもしれないなと思いました。
たまに「絵ってどうやって見るんですか?」と聞かれるのはそのせいかと。
素敵な試みですね!
展示風景1階
人物が多いです。





私の大好きな丸山さんの作品も。(一番右)すごい透明感ですね!
2階も人物が多いですが、バラエティーに富んでいます。




版画作品の紙を超絶技巧で表面だけ薄く裂いて軸層するというお洒落でめずらしい作品も。
軸層は保管に場所をとらなくて日本向きですね!湿気とかどういう風に管理するのかよくわかりませんが。
大量だったので、すべての展示作品はご紹介できていませんが、いいな!という作品もたくさんありました。
そしてそして、
私の作品は1階の人物などに溶け込めないなどの理由から階段の踊り場に展示していただきました。




緑がいっぱいの窓が見えて、さわやかですごく良い感じでした!
キャプションには載っていないですが、タイトル気に入っているのでここには載せます。
「世界は無限に広がっていく」400mm×400mm パネル・油彩 2012年制作
目黒のギャラリーやさしい予感は、古い一軒家を改装したもので、雰囲気が良くてこんな家に暮らしたい!とついつい夢想しました。(素敵な様子がわかる写真がいまいちないですが)
窓も絵みたいでした。

久々に対面する自分の絵は、なんだか不思議な感じでした。
こんなもんだっけ??という気持ちと、これはこれで良かったなという気持ちが同時にわきおこる感じです。
でも、タイトルにあるような無限に広がっていく世界というものは、今もありありと感じることができます。
自分の体の輪郭がふわーっと広がって地球より大きくなって宇宙(世界)とひとつになるみたいな感覚です。
すばらしい多幸感に包まれ、世界の全てに祝福されて、世界の全てとひとつ(同じ)になるような感じです。
この気持ちを少しでも人に伝えることができれば、見る人も良い気持ちになるのではないだろうか、と思い描きました。
モチーフは桜を背景にした木蓮です。
木蓮は本当に描きやすかった!ピンク色も描いていて大変気分が良かった!
とにかく気に入っている作品です。
この時の感覚を大切にまた制作に励みたいと思います。
こうやってまた沢山の人の目に触れる機会をいただけたことを、心より感謝いたします。
ブログに書きたいな、と思っていたことがいろいろあったのですが、時間に肉体も精神も付いていきません。
ので、ひとつだけ!
いったい何人の人が気づいたか知れませんが、最近HPのリンクがひとつ増えました。
http://nakamurayuki.com/link2.html
寺林武洋さんです。相互リンク貼らせてもらいました。
http://www.tterabayashi.com/
一昨年のアートフェア東京2012でご一緒してから(ブースは別です)激推しです。
寺林さんの作品は本当にすばらしい!今年のアートフェア東京の個展も良かったです。
リアルに描く人はたくさんいますが、目に見えるリアルよりもにじみ出る生活のリアルのようなものが良いのです。
そこに自分というものはもちろん自然に佇んでいるけれど、けして感傷的になったり我を全面にだしたりもしない。もちろん上手いけれど、技巧に頼ったり走ったりすることもない。(ということを、出来上がった作品から私は勝手に思います)
ご自身の家の身の回りの家電や風景などのモチーフ選びと、一筆一筆にこもる何か。
プレーンなものを感じるので、私にはとても心地良いです。
ご本人にも書きます書きます、と言って(たしか)、そのままになっていたので。
本当は一記事書きたいくらいですが、長くなるのでこのへんで!
次は7月に京橋のGallery Seekでのグループ展です。
まだまだ先?と思っていたのに、もうすぐです!
好会〜二次会〜
会場:Gallery Seek(京橋)→http://s-art-web.com/
会期/出品作家:
前期・7月21日〜7月30日/ 佐藤令奈・阿部千鶴・中村友紀・豊澤美紗
後期・7月31日〜8月9日/ 三浦麻梨乃・中村祐子・長田ユミ・河本いづみ
・小品油彩4点出品予定
先日、大好きなバルテュス展見てきたのですが、シルバーデイで大変な人でした。
(数年前のBumkamuraのときとは大違い!)
私の一番好きな作品はきてなかったのですが、節子夫人と出会った頃の素描がすごく良かったです。
好き好き!という感じが滲み出てて。
愛と感動に溢れているというか、見ていて嬉しい気持ちになりました。
今年は秋に菱田春草展もあるし、楽しみ!
毎日暑いけれど、すでに夏も待ち遠しいです!
それではまた。
この展示は、カリスマコレクターでありアートソムリエの山本冬彦さんの若手作家のコレクション作品を中心に展示したものです。
私は、一昨年描いた作品を飾っていただきました。
この展示はキャプションは作家の名前のみ。作品の下にはプロフィールもタイトルも載せないという一風変わった展示方法でした。(プロフィールはファイルにまとめてありましたが)
というのも、観客がなんの先入観もなしに、コレクターの目で作品と向き合ってほしい、という山本さんの意向があったからです。
たしかに、どういった経歴の人が描いたのか、とか値段がいくらか、とか、自分の目で見ない人も多いのかもしれないなと思いました。
たまに「絵ってどうやって見るんですか?」と聞かれるのはそのせいかと。
素敵な試みですね!
展示風景1階
人物が多いです。





私の大好きな丸山さんの作品も。(一番右)すごい透明感ですね!
2階も人物が多いですが、バラエティーに富んでいます。




版画作品の紙を超絶技巧で表面だけ薄く裂いて軸層するというお洒落でめずらしい作品も。
軸層は保管に場所をとらなくて日本向きですね!湿気とかどういう風に管理するのかよくわかりませんが。
大量だったので、すべての展示作品はご紹介できていませんが、いいな!という作品もたくさんありました。
そしてそして、
私の作品は1階の人物などに溶け込めないなどの理由から階段の踊り場に展示していただきました。




緑がいっぱいの窓が見えて、さわやかですごく良い感じでした!
キャプションには載っていないですが、タイトル気に入っているのでここには載せます。
「世界は無限に広がっていく」400mm×400mm パネル・油彩 2012年制作
目黒のギャラリーやさしい予感は、古い一軒家を改装したもので、雰囲気が良くてこんな家に暮らしたい!とついつい夢想しました。(素敵な様子がわかる写真がいまいちないですが)
窓も絵みたいでした。

久々に対面する自分の絵は、なんだか不思議な感じでした。
こんなもんだっけ??という気持ちと、これはこれで良かったなという気持ちが同時にわきおこる感じです。
でも、タイトルにあるような無限に広がっていく世界というものは、今もありありと感じることができます。
自分の体の輪郭がふわーっと広がって地球より大きくなって宇宙(世界)とひとつになるみたいな感覚です。
すばらしい多幸感に包まれ、世界の全てに祝福されて、世界の全てとひとつ(同じ)になるような感じです。
この気持ちを少しでも人に伝えることができれば、見る人も良い気持ちになるのではないだろうか、と思い描きました。
モチーフは桜を背景にした木蓮です。
木蓮は本当に描きやすかった!ピンク色も描いていて大変気分が良かった!
とにかく気に入っている作品です。
この時の感覚を大切にまた制作に励みたいと思います。
こうやってまた沢山の人の目に触れる機会をいただけたことを、心より感謝いたします。
ブログに書きたいな、と思っていたことがいろいろあったのですが、時間に肉体も精神も付いていきません。
ので、ひとつだけ!
いったい何人の人が気づいたか知れませんが、最近HPのリンクがひとつ増えました。
http://nakamurayuki.com/link2.html
寺林武洋さんです。相互リンク貼らせてもらいました。
http://www.tterabayashi.com/
一昨年のアートフェア東京2012でご一緒してから(ブースは別です)激推しです。
寺林さんの作品は本当にすばらしい!今年のアートフェア東京の個展も良かったです。
リアルに描く人はたくさんいますが、目に見えるリアルよりもにじみ出る生活のリアルのようなものが良いのです。
そこに自分というものはもちろん自然に佇んでいるけれど、けして感傷的になったり我を全面にだしたりもしない。もちろん上手いけれど、技巧に頼ったり走ったりすることもない。(ということを、出来上がった作品から私は勝手に思います)
ご自身の家の身の回りの家電や風景などのモチーフ選びと、一筆一筆にこもる何か。
プレーンなものを感じるので、私にはとても心地良いです。
ご本人にも書きます書きます、と言って(たしか)、そのままになっていたので。
本当は一記事書きたいくらいですが、長くなるのでこのへんで!
次は7月に京橋のGallery Seekでのグループ展です。
まだまだ先?と思っていたのに、もうすぐです!
好会〜二次会〜
会場:Gallery Seek(京橋)→http://s-art-web.com/
会期/出品作家:
前期・7月21日〜7月30日/ 佐藤令奈・阿部千鶴・中村友紀・豊澤美紗
後期・7月31日〜8月9日/ 三浦麻梨乃・中村祐子・長田ユミ・河本いづみ
・小品油彩4点出品予定
先日、大好きなバルテュス展見てきたのですが、シルバーデイで大変な人でした。
(数年前のBumkamuraのときとは大違い!)
私の一番好きな作品はきてなかったのですが、節子夫人と出会った頃の素描がすごく良かったです。
好き好き!という感じが滲み出てて。
愛と感動に溢れているというか、見ていて嬉しい気持ちになりました。
今年は秋に菱田春草展もあるし、楽しみ!
毎日暑いけれど、すでに夏も待ち遠しいです!
それではまた。
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| 展示 | 01:38 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑
寺林です
激推し、ありがとうございます!
そこまで言ってもらえて光栄です!
自分としては、あれでもけっこう感情的な事や個人的な衝動が元になって描いてる絵が多いんです(笑) 人間くさい絵を描きたいと思ってるので。
リアルに、何か良いものを感じてもらえてるのは凄く嬉しいです。
来月に大阪であるアートフェアへの出品作をいま制作中で自分もヘトヘトなんですが、関東方面で作品を見せられる時は、またお知らせしますね。
| 寺林武洋 | 2014/06/26 03:05 | URL |